腐女子に人気と言われる「おそ松さん」。それだけじゃない!新しい生命が宿った良作。

2015年に放送され大反響を呼んでいるアニメおそ松さん。

僕自身は赤塚世代ではないのですが不条理ギャグ漫画としてのイメージはありました。
今や人気アニメと言えば登場人物がイケメンや萌系がベースの上で成り立っている事が多いと思います。寧ろ業界的にお約束だと思うし、それが悪い事だとは決して思いません。

しかし、おそ松さんに出てくるキャラは決してイケメンでもないし、萌系の女の子が出てるかと言われればそうではありません。これは僕の私見ですがスタイリッシュな絵だとは思います。しかし何と言っても魅力は脚本です。

赤塚作品の不条理は踏まえた上で、作品のブラックジョーク感や疾走感はここ最近のアニメにはない面白さがあるんです。脚本家は非常に赤塚作品に理解があるんだという印象を受けます。
これまでも以前の作品をリメイクする事は珍しくなかったのですが、それは絵柄が変わったとか時代に対する親しみの部分を強調しているというだけで特段強い印象を受けませんでした。おそ松さんの特筆すべき点は原作の魂を受け継ぎながらも、さらに新しい魂を宿すという大きな試みに成功した事例だと言えるんです。

ネット上では「声優が豪華だから人気が出た」という意見もありますが、それもその通りだと思います。しかしながら昨今アニメのリメイク、実写化で「改悪」という言葉が流れる中で見事なリメイクをしたという事実は声優のみならず総合の作品の魅力の上で成り立っている事をぜひ考えてみて欲しいと思います。