友情系の名作漫画です。

私はこのRAINBOW-ニ舎六房の7人-の大ファンでもう何度も見返しているぐらいです。個人的な感想ですが、名作といえる作品だと思います。男女問わず人気の作品で、少年漫画であり、少女漫画でもあると思います。

昭和の戦後の時代を背景にした舞台設定ですが、その時代を考えさせられるようなシチュエーション、友情、恋愛、家族など、戦後の苦しい時代背景と人間味が浮き彫りになって感じられると思います。

ストーリーは大きく分けると前半と後半にわかれています。前半はマリオ、ヘイタイ、スッポン、キャベツ、バレモト、ジョーが訳あって湘南特別少年院に入所し、そこの二舎六房で「アンチャン」こと桜木六郎太と出会うところから始まります。そして、その出会いが運命を変え、アンチャンと6人たちは看守や医師、そしてその時代の社会の理不尽さと戦うことになっていきます。

グロテスクなシーンもありました。正直「ここまでやるのか」と、思うぐらいの生々しい描写で心が締め付けられるような思いになったことも多々ありましたが主人公たちの硬い友情で耐えていく姿には感動しました

例えば、作中ではほかの囚人たちによる集団リンチ、仲間の裏切り、そして看守による暴力行為などの数々の事件が起こりますが、7人の間に結ばれた絆は強く、どんなことが起こっても乗り越えていきます。

特に、アンチャンが出所を前に、とある秘密を握っているからという理由からアンチャンを出所をさせないように仕向け、命までもを狙いはじめた医師の佐々木や看守の石原からリンチや拷問を受けている状況を知り、マリオたち6人は仲間全員で協力してアンチャンを救出することを目的に全員が同じ想いで動きだしたところなどは「絆」を感じられる代表的なシーンだと思います。

少年院の同じ場所で苦楽を共にした7人ですが、それは少年院を出て社会に出てからも一切変わらず、どんな時でも励ましあい、助け合い、時に衝突することもあるが決して見捨てない強いものになっていました。

会わない期間が長くてもお互いのことを常に想い続けていました。

最後の最後までそれは続いていきます。

 仲間がつらいときはすぐに駆けつけて傍にいてあげたり、どんな時でもどんなことでも助力を惜しまない、そんな友情を見ることができます。

 少年院内での大人からの過酷で理不尽な暴力も、社会に出てからの少年院出ということで生じる社会からの差別や偏見にも負けず、二舎六房の友情があるから前へ進んでいけるというストーリーには時に涙がでるほど感動します。

 ここ最近ではあまり見ないレベルの、「堅い友情」「熱い仲間」というものをこのアニメから感じられました。

作中に起こるアンチャンの死を乗り越え、アンチャンの魂を心に刻みながら強く生きていく、という人生を考えさせられるところもあります。

 気に入ったシーンも多すぎて1つには絞れません。

とにかく仲間同士の友情を感じる場面ばかりで、感覚が麻痺しちゃったような気がします。

 ただ観ていたときはずっと、こういう本気の生き方で本気の友情を築きたかったと羨ましさすら感じさせるくらいに良い場面が多かったです。

 私の1番のお気に入り気にキャラは何と言ってもアンチャンこと桜木六郎太です。

 主人公のマリオと2歳しか変わらない年齢でありながら、凄まじい覚悟と根性、そして誰よりも人を想う優しさを持った人物で、アンチャンからは見ているこちらまで学ぶことが多かったです。

 彼の友情や人情を重んじる心、前向きに生きる精神は当時の悲惨な時代のあの少年院においては希望そのもので、その希望が他の6人にとっての生きる指標になりました。

そして、昭和当時の恋愛の要素が強く出ている「男女の恋愛」に関しても描かれています。

それは確かな純愛シーンも含んだラブストーリーです。主にはアンチャンとストーリーのヒロイン、節子さんの恋愛、そしてアンチャン亡きあとアンチャンの意志を引き継ぐ主人公マリオと節子さんの恋愛が描かれています。愛する人を守るために身体を張って命をかける、というシーンもいくつもありますが、その度に胸がジーンと締め付けられるような感情になります。

はっきりしすぎた陰惨なシーンや暴力的な描写が多いので観るのにはちょっと覚悟がいる作品です。しかしそれを乗り越えようとする主人公たちの気高い心、互いに助け合う固い友情はぜひとも観ていただきたい。そんな作品でした。「仲間のありがたさ」「人生の仲間」「尊敬できる人」そんなことに憧れている人は特におススメをしたい作品です。

一見、「熱苦しい系のストーリー」と思われがちですが、確かに友情・家族という熱い要素もありますが、実はラブストーリーの要素も強く含まれています。そして、この作品は 忍耐力や行動力、周りの人を大切にする、人を愛する、といった子供たちにとっても大切なメッセージ性を持った作品だと思います。