傀儡子(くぐつし)リン

傀儡子リンは10体の動くお人形の話です。
和田慎二先生の作品ですが、私は和田慎二先生の作品が大好きでほとんどの作品を購入して持っています。
中でもこの作品は遺作となる名作で、この作品は本当は第二部も計画されていたようなのですが、途中で終わっています。
幸い第一部は書き終えて、一段落したところで話は終了しているものの、和田慎二先生が途中でご病気により亡くなられたので内容は未完となってしまったのです。
和田慎二先生が描くキャラクターはとても個性的で、しかもこの作品は人形の個性もさることながらそれを操る人間の個性もとても可愛らしかったり、悲しかったりドラマティックだったりと、和田慎二先生の魅力を存分に表した漫画でした。
10体それぞれに、ご主人様が居るので少なくても、20人の個性的なキャラクターが出ているのです。
そして人形それぞれには得意技のようなものがあって、またその得意技が何かと言う事だけでもワクワクするのにその一体一体のご主人様にもそれぞれの人生があって、またその人生によって、こんな性格になってしまったのかとか想像を掻きたてる要素も沢山あるのです。
それが未完に終わるなんて。本当に悔しくてたまりません。
最後の巻末には、これから先生が描くであったろうシナリオが、文章で描かれていて、それを読んでみるだけでも、まだまだ敵側のキャラとしてもっと個性的で魅力的な人形や、それを操るご主人様のキャラクターが出てくる内容になっていて本当に続きが見たくてくやしくてなりません。
天国から降りてきて、描いてほしいと心から願ってしまうようなすばらしい漫画だと私個人は自負して誰にでもお勧めしたいと感じて居ます。