楠本まき先生のことは、他の漫画家の先生のエッセイなどに出ていたので名前は知っていたのですが、作品を読み始めたのは数年前からです。
楠本まき先生は漫画だけではなく、ロンドンの見所を紹介する本も書いていて、そちらのほうを漫画よりも先に読んでいました。
『赤白つるばみ』を読んだときに感じたことは、登場人物たちが自由でいいなということでした。自由というより、普通の社会で普通に社会人をやっていそうな人が全然出てこないというか・・、ヒロインの友達の女性だけは、バリバリのキャリアウーマンという感じですが、他の登場人物たちはあまり社会のモラルにしたがっているという感じではありません(子供もいるので、この子達はもっと自由でもいいと思いますが・・)。登場人物たちの将来を見てみたいです。
この作品の中でもうひとつ興味を持ったことは、共感覚についてです。自分にはない感覚なので、想像するだけしかできないのですが、人には見えないものが見えるというのは、うらやましい感覚です。当事者としては大変なのかもしれませんが・・。
今、この作品の続編が連載されています。こちらも読みたいので早く単行本が出ないかと待っているのですが、気長に待つしかなさそうです。